若林強斎先生の説く崎門学の必読文献

いずれも学問のいたし様、肝要の心得あり。『小学』『四書』『六経』『近思録』は誠に道学の規矩準縄たればもっとも講習研究すべきことなり。その外は『周(周濂渓)』『程(程子兄弟)』『張(張横渠)』『邵(邵康節)』『朱子』の書、これなり。史伝の書は『通鑑綱目』備はれり。ただこれらの書に骨を折って、その余りの雑書は見ても見ないでも同じことなり。第一に学ぶべきことは我が国の書なり。我が国の書にては『(日本書記)神代巻』『中臣祓』は上古神聖道要の書なり。その余り、『伊勢五部書』を参考すべし。右の書は疏物(書かれたもの)色々これあり、皆並べ考えるべし。その他、口訣、伝授、推し究むべし。さて『六国史』というは『日本記』『続日本記』『日本後記』『続日本後記』『三代実録』『文徳実録』これなり。これに続いては准后親房の『(神皇)正統記』なり。これらを熟玩すべし。その他『律令』『格式』等の書、吟味を詳らかにすべし。近年『保建大記』これあり。『正統記』以来の書にて、極めて心ある珍重なる編集なり。いずれも熟読してその意を究むべし。(享保八年『神道夜話』より抜粋の上、表記改変)

(崎門学研究会)

カテゴリー: 国體 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です