【年頭のご挨拶】

【年頭のご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
昨年は長引くコロナ騒動、ウクライナ戦争、安倍元首相暗殺、危機的な少子化、円安不況と激動の一年でした。
今日の我国の衰退の根本原因は、国家安全保障をアメリカに依存し、冷戦終結以降も戦後の対米従属から脱却できず、グローバル資本主義の外圧に抗しきれずに売国的な新自由主義的改革を推し進めてしまった事にあります。その主犯は小泉竹中内閣以降の自民党政権であり、安倍菅岸内閣もその延長に過ぎません。
したがって自民党が政権の座にある限り、我が国が対米従属から脱却し国民経済の自律性を取り戻すことは不可能です。
岸田内閣はウクライナ戦争を受けて防衛予算の倍増を掲げていますが、アメリカからトマホークミサイルなどの兵器を高値で売り付けられるのが関の山で自主国防力の強化には繋がらないでしょう。
むしろ通常兵器ばかりの軍備増強はチャイナとの緊張をエスカレートさせ、対中戦争を誘発します。その際、戦場になるのはアメリカでもチャイナでもなく我国だという事を自覚せねばなりません。つまり我国が米中の代理戦争の犠牲になり多くの国民を死に追いやるのです。
コロナも発祥はチャイナかもしれませんが、世界中に拡散したのは国家主権を超越したグローバル資本主義であり、世界中に枠珍を売りまくってぼろ儲けしているのもグローバル資本です。つまり今回のコロナ騒ぎはグローバル資本による茶番だということです。
グローバル資本が肥大化し富を集中する一方で国民経済は疲弊し、空虚な財政規律と農村窮乏化政策の下で国民は貧困と孤独化の淵に沈淪しています。しかしこれもアメリカ主導の小さな政府、規制緩和市場原理、民営化を推し進めるワシントン・コンセンサスがもたらした必然的帰結なのです。つまり我国を衰退に追いやった昨今の新自由主義的構造改革の根源は対米従属外交なであり、反グローバリズムを掲げるのであれば対米自立を目指さねば片手落ちです。我国は今こそ外交的自主性が求められています。
ウクライナ戦争も発端はアメリカがロシアとの約束を破ってウクライナをNATOに組入れ国境地帯にミサイルを配備した事にあります。誰しも戦争には反対ですが、我国は西側メディアの報道に左右されず稚拙な感情論を排して冷徹に国益を追求すべきです。それは露宇への外交中立を宣言しチャイナとロシアを組ませない事です。その為には対米従属外交から脱却し対アジア独自外交を展開する必要がありますが、アメリカポチの自民党政権に望むべくもありません。
冷戦終結以後、世界の多極的秩序がグローバリズムの奔流に押し流される中で、従来の「リベラル対保守」の対立は変容し、いまや対立の構図は「グローバリズム対国民主義」に変わりました。
安倍元首相の暗殺は、自民党政権の本質が伝統保守でも何でもなく、反日カルトとも手を組む単なる反共保守に過ぎない事を明らかにしました。
したがって、いまは右も左も関係なく、国民が反グローバリズム、対米自立の旗幟の下で団結し、自民党を政権の座から引き摺り下ろすことが先決です。
その上で米軍の本土からの撤退による駐留なき安保の実現。兵器の自主開発による自主国防力の強化、農業やエネルギー、通信など国家安全保障に係る重要産業の国家管理、大規模な財政出動と大家族主義、農本自治に基づいた所得再分配等の政策を推し進めるべきです。かくして強い日本を再建しアジアに対して道義外交を展開すべきです。
こうした中で、昨年反グローバリズムを掲げる保守政党である参政党が国政政党になったことは歓迎すべき兆候です。神谷さんには昨年お目にかかり個人的に親しみを感じています。参政党にはアンチも沢山いますが、いまは身内同士で批判し合っている場合ではなくグローバリズムとの戦いに国民主義勢力が結集すべき時です。
福島伸享先生を始めとする国会有志の会も政界再編の中軸になられる事を大いに期待します。
不肖私も『維新と興亜』の発行人として世論喚起に努めると共に、微力ながら国家の為に身を投じる所存です。
本年が国家再建の転換点になる事を切願すると共に、皇室の無窮の弥栄と国民の幸福をお祈り申し上げます。
維新と興亜発行人
浦安市議会議員
折本龍則

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