韓国が畏れ多くも先帝陛下の戦争責任を主張しているのは問題である。何故ならば、あの大東亜戦争に至る日本の戦争とそれに伴う甚大な犠牲は、そもそも事大主義と宗族利己主義によって疲弊した朝鮮の弱さによって引き起こされたからである。それを考えれば、戦争の原因を作った国として非難されまた謝罪すべきは我が国よりも朝鮮の方である。つまり朝鮮が道義的かつ政治的に自立した国家であれば、アジアにおける戦争はその勃発を免れたと言い得るのである。よって、李明博は韓国の戦争責任を我が国に謝罪すべきである。
ただし、我々日本人は、今回の騒動を以て征韓論の根拠とするのではなく、むしろこれを奇貨として、静かに己の過去を反省すべきである。まず、我々は天皇陛下の臣民として戦後真面目に生きてきたか。誠実に忠義を尽くしてきたか。国民主権という欧米人の嘘に騙されなかったか。襟を正す時だ。
そして次に、朝鮮が自らを滅ぼしアジアの周辺国に戦争の原因を作って迷惑をかけた事大主義と宗族利己主義の轍を我々は踏んでいないかということである。かつて朝鮮はシナを宗主国に仰いだが、いまの我が国は米国を宗主国に仰いでいる。また国内では一君万民であるはずの社会に貧富貴賤の断層が走っている。今の日本は常闇(とこやみ)、平成の「岩戸隠れ」だ。このように、韓国の戯言に反論するのはたやすいが、自己の欺瞞に向き合うのは難儀である。
最後に、韓国が我が国に何を言おうとも、彼らは我らにとって性分の悪い弟のようなものである。仮に我が国がアマテラスなら、韓国はスサノオといえようか。先帝陛下は朝鮮の上に一視同仁の大御心を以て君臨された。それは恰も万物を化育する太陽のような存在、すなわちアマテラスの再臨である。また、その道統を継ぐ今上陛下も、必ずや韓国の暴虐をその御仁慈で寛恕し遊ばされるであろう。そして結局は、スサノオの子孫はアマテラスにその国を譲り渡す、つまり天皇陛下の御稜威に服するのだ。
だから韓国は無駄な挑発を止めよ。いま兄弟喧嘩して喜ぶのは漁夫の利を得るシナと米国だけではないか。
(下は天照大神と明治大帝を御祭神として祀るソウル市内の旧朝鮮神宮)