隣国シナの軍事支出が昨年度より10.7%増加して1190億ドルになったのに対して、インドの軍事支出は昨年度よりわずかに増加したものの、378億ドルに過ぎない。シナの実際の軍事支出は、公式に発表された数値よりも60%多いと言われるが、一方のインドは一年の会計期間中に予算が満額執行されなかったり、そもそも予算自体が削減されることもある。
過去二十年間、シナは武器の輸入依存を絶つ努力を続けてきた。その結果、2002年から06年まで世界最大の武器輸入国であったのが、07年から11年にかけては4位まで順位が下降した。しかしインドはかつてのシナに取って代わり、いまや世界最大の武器輸入国、その規模は07年から11年までの全世界における武器総輸入の一割を占める程である。
インドにおける軍事支出の対GDP比率でいうと、13年から14年の間は1.79%になると言われているが、世界銀行の統計(下)では例年2.6%以上で推移しているので、どういうことか分からない。
http://data.worldbank.org/indicator/MS.MIL.XPND.GD.ZS