スリランカをめぐるインドの憂鬱

インド主要紙によれば、インドの高等弁務団が文化センターを建設するために10億ルピー(凡そ15億円)で購入したスリランカ・コロンボ市内の敷地が、パキスタンとも深い関係を持つ中共の軍事航空会社に二重譲渡されていたことが判明した。インドの高等弁務団は、同国にいるスリランカ高等弁務官を召喚し抗議の意思を伝えた。

スリランカでは中国によるハンバントタ(Hambantota)港(下写真)の開発計画などが進行しており、インドは中国の影響力が隣国のスリランカに浸透することを警戒している。スリランカのラジャパクサ大統領は、同国の非同盟路線を標榜しているが、長い内戦で現政権に武器を供給し続けた背景がある中共とは浅からぬ因縁があるようだ。(20/8/2012)。

 

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