先月の7月19日に暴動が発生し、生産を停止していたハリヤナ州マネサールのマルチ・スズキ工場が、事件から約一か月ぶりの8月21日に工場を再稼働させた。同暴動では、管理職のインド人が1人殺害され、日本人を含む100人以上の労働者が負傷した他、暴動に関与したとされる300人の労働者が解雇された。死亡したインド人は暴動を加えられあと、生きながらにして焼き殺された。
暴動の発端は、殺害されたインド人が、被差別階級であるダリ(Dalit)の労働者に対して差別的な発言を浴びせたことにあるとされるが、真相は捜査中である。
工場は1200人以上の警察官が出動した厳戒態勢の中で再稼働した。(21/8/2012)