国体論の論点
○国体を科学することの道義的可否
→近代・西欧化という現実を前に
○尊皇と愛国の間
憲法愛国主義、市民国家
○天皇機関説
美濃部/上杉
*天皇のペルソナと御位・御血筋
○天皇と国家(天皇の国家性)
権威と権力の規範的関係、国体の制度的保障(政体論)
*文化的天皇(・京都遷幸)論の是非*政教分離と祭政一致*大義名分論
○天皇と一神論
無思想・一神論・多神論(・アニミズム)
○責任論
国民主権と天皇主権*丸山*加藤→国民主権の規範と現実
○国体の歴史的位置付け
講座派・皇国史観・ライシャワー
→国体は変じたか。→天皇は歴史・社会的構築物としての「制度」か。
○国体の自由論
国体は自由抑圧的か。自由とは何か。民主主義は寛容か。
*立憲君主制、中江、ミル、権力意思、多数者の専制
○万世一系は国体の本質か
*女系論/歴史研究
○国体と社会経済システムの相即性
国体と資本主義・社会主義
→構造改革と国体
*日本株式会社論
*石門心学(経済倫理思想)
○国体と安保
→国防の目的と手段
*国体と日米安保の関係→文化防衛としての国防とアジア外交