9/5付朝鮮日報 「私たちは指導者の子」 金総書記が朴槿恵氏に

 9/5付朝鮮日報

「私たちは指導者の子」 金総書記が朴槿恵氏に

 

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 内部告発サイト「ウィキリークス」が2日に公開した2008年11月13日付の在韓米国大使館の外交公電によると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は、02年5月に訪朝したハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)元代表に対し「私たちは二人とも偉大な指導者の子であり、親の目標の実現はわれわれに懸かっている」と述べたという。

 

 金総書記は金日成(キム・イルソン)主席の息子、朴元代表は朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の娘に当たる。金総書記の発言はそれを意識したものだ。

 

 朴元代表はスティーブンス前米駐韓大使に会った際、金総書記との会談内容を明らかにしたという。

 

 金総書記は朴元代表に対し「親(同士)が平和で統一された韓半島(朝鮮半島)を目指す誓いを盛り込んで調印した7・4共同声明を履行することを願っている。目標実現に向けて共に努めることを約束しよう」と提案したという。7・4共同声明とは、1972年7月4日に韓国の朴正煕政権と北朝鮮が共同で発表した南北対話に関する声明をいう。

 

 朴元代表が金総書記に韓国軍捕虜、離散家族、金剛山ダム事業など南北間で協議すべき問題のリストを手渡すと、金総書記は「こうした議題で両国が進展を成し遂げなければならない」と語ったという。

 

 朴元代表はスティーブンス前大使に対し「金(国防)委員長(総書記)は北朝鮮経済をとても心配しているように見え、中国・上海の浦東地区で目にした経済発展に驚いたようだった。そこで金総書記に『北朝鮮経済のための最善の道は、北朝鮮が(中国のように)信頼できる国だということを示すことだ』と提案した」と説明したという。

 

 朴元代表はまた「2002年7月に経済開放を制限した金委員長は真の変化を望んでいるように見えた。しかし、その年の秋に北朝鮮の核開発プログラムが明らかになり、経済開放の機会が中断された」とも話したという。

 

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者

 

ウィキリークス:「私たちは指導者の子」 金総書記が朴槿恵氏に

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